■ 参考 演繹法と帰納法 ■

科学的な考察の方法には論理学の演繹法と帰納法があります。
演繹法を用いて宇宙の真理に迫るには、初めに宇宙の根源にたいする仮説を立てます。そして自然界の出来事が上手く説明できないかを検証します。演繹法は一般的な原理、法則を始めに提示してから個々の事象や特殊な法則を導き出す方法ですが、全ての事象や法則を確立することはできません。そこに演繹法の限界があります。

帰納法は個々の特殊な事実や命題の集まりからそこに共通する性質や関係を取り出し、一般的な命題や法則を導き出すという方法です。命題や法則が様々な事象で成立しているのであれば、検証事象の増加にしたがって、命題や法則は限りなく真理に近づいていきますが、自然界で全ての事象を検証することは出来ません。反例が一つでも見つかれば帰納法による命題や法則は否定されます。

科学的な推論法としてよく用いられている演繹法や帰納法も完全な論理ではありません。それらの欠点を補うには私たちの深遠な思索と豊かな感性が必要です。




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