-思想と科学-

■ 信仰と科学 ■

私たちは自身の感性を大切にして、妄信に陥らず、科学で説明できない分野が存在することを素直に認めることが大切です。科学的成果を受け入れながらも、深い思索を補完させることによって宇宙の真理や自然界の法則に迫ることが出来ます。

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アルベルト・アインシュタイン
1879年3月14日 - 1955年4月18日
ドイツ出身の理論物理学者。

20世紀に於ける物理学史上の2大革命として”量子力学”及び”相対性理論”が挙げられるが、相対性理論の基礎をほぼ独力で築き上げたその業績から、20世紀最大の理論物理学者と目されている。

科学的業績によって得た世界的名声を背景に、アインシュタインは様々な政治的発言を行っている。第一次世界大戦中は平和主義を掲げ、戦争を公然と批判した。「2%の人間が兵役拒否すれば、政府は戦争を継続できない。なぜ、政府は兵役対象者の2%の人数を収容する刑務所を保有していないんだ。」と発言し、反戦運動に影響を与えた。しかし、第二次世界大戦の際は、一転して戦争を正当化し、「最早、兵役拒否は許されない」と発言[3]し、同時代人の文学者ロマン・ロランから後に痛烈に批判されている。

また、ユダヤ人である彼は、ユダヤ人国家建設運動であるシオニズムを支援した。このためナチス・ドイツから迫害を受け、アメリカに亡命している。

現代人、特に日本人の生活のなかで信仰が影響する場面はほとんどなくなりました。クリスマスや葬儀、地鎮祭など、形式的な行事が行われるだけとなりました。しかし、国際政治は信仰と無縁ではありません。ユダヤ教、キリスト教、イスラム、仏教、儒教など多彩な信仰の対立によって世界が動いています。

宗教とは何かを学ぶこともゆるぎない思想を構築するためには非常に重要です。「思想と科学」は代表的な宗教の本質を見極めます。

科学的思考や唯物論が主流となっている現代でも、古代から継承された宗教が多くの人々の心を捉えています。どんなに科学が発達しようとも科学では説明できない分野があります。生きることに悩んだ時、占いや予言、新興宗教に向かうのは科学や医学では解決できない領域があるからです。

科学が発達した現代でも信仰と宗教は消えることがありません。信仰を否定する唯物論では解決できない問題が確かに存在します。不確実な時代に生きる私たちに必要なことは、科学的思想と信仰との選択ではなく、それらの協調です。非科学的な信仰にも宇宙の根源的な原理に肉薄する主張があります。事象を探求するために科学的方法と思索や感性による方法は、相反するものではなく補足し合うものでなければなりません。

ある物理学者は「科学は信仰を必要としないし信仰も科学を必要としない」と言いました。しかし私たちは科学だけではなく感性と思索を必要とするのです。一般的な科学者は、科学的論理によって得るこことよりもさらに深い真理があることを理解していません。また、科学に満たされず宗教に関心を持った人々は、宗教が科学知識に反する原理主義的な教えから成り立っていることに落胆させられます。

しかし、ニュートンやアインシュタインのように偉大な科学者の多くは、宗教的な感覚を重視し、科学では説明できない形而上学的存在を認めていました。科学と信仰は対立するものではなく、補完し合うものなのです。




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