『迦羅羅』は闇を食い破って生まれ出た。

姿、醜悪。 容貌、怪異。
全身『癩』で被われていた。 この世で始めて出会ったものは墓守の老人。
飢えて泣く迦羅羅の前に墓守は、老いさらばえたその身を捧げ た。
墓守の脳漿をすすって迦羅羅は知恵を授かった。
迦羅羅には、幼き頃の記憶はない。

『欲界』を流浪しながら成長した。
出会った者を次々に食い殺す。
五臓六腑が求めるままの所業であった。・・・・・・・・




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