サンスカラーサイエンス
Sunscalar Science
「思想と科学」の唱導する「サンスカラー(Sunscalar/Sanskara)」という言葉はサンスクリット語で「唯識」を意味します。物理や数学を学んだ方はスカラー(Scalar)を「特定の方向を持たない量」であると知っています。「サンスカラー(Sunscalar/Sanskara)」は「スカラー(Scalar)」と「太陽(Sun)」を合わせた言葉として用いています。それは、太陽がすべての方向に光を与えるという意味と理解することができるからです。
思想と科学
思想と科学の創立者であるレーマ・シュタイナーは仏教の唯識だけではなく、「真理を照らす太陽はすべての方向に光をあたえる」という意味も表現してサンスカラーと命名しました。
唯識は幾時代を通じて様々な賢人によって継承されてきた仏教哲学の真髄であることから、思想と科学では宇宙や自然の真理、すなわち「サンスカラーの法理」に到達するには、科学や宗教だけではなく哲学、芸術などすべての分野で思索と感性を協調させた学問的な探求が必要であると考えています。
サンスカラーサイエンスは宇宙の根源的原理とは何か、自然界の法則とは何か、生物はなぜ存在するのか、そうした事が私たちの生活にどのように関わってくるか、また、どのようにしたら有意義な生活が送れるかなど、人生を真摯に考える方々の集まりです。
サンスカラーの法理
思想と科学 | |
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・思想と科学の求めるもの ・信仰と科学 ・神という存在 ・参考 演繹法と帰納法 | |
啓示創世記 | |
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水の惑星 | |
・地球の誕生 ・炭素と隕石 ・DNAと生物 ・生命と進化 ・進化とエントロピー ・種の爆発 ・大陸移動 ・恐竜の絶滅 ・ゴンドワナ大陸と鉱物結晶 ・新生代と人類の繁栄 | |
天上の音楽 | 魂の救済 |
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ホーデの法則 | ラプラスの悪魔 |
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ギャラリー |
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『SAMSA~RA 迦羅羅の波羅蜜』 六道輪廻をテーマに描かれた物語 トップへ戻る 用語解説 美術評論家による解説 |
眠らない街の明かりが宇宙から届くかすかな光を遮ってしまうので、現代の都会に住む人々は夜空に瞬く星の美しさを忘れているかもしれません。
暗黒の天空に輝く銀河を眺めながら、人々は昔から深遠な「何か」を感じてきました。
古代の人々は神秘的な宇宙の存在である「何か」に畏怖の念を持っており、その呼び方はさまざまであっても、自然の中で生かされている自己と比較して、絶対的な存在の「何か」を疑うことなく認めてきました。世界各地に残っている神々の話はその比喩に他なりません。
2003年11月9日に起こった
皆既月食
月食は地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかって月が欠けて見える現象。
日食と違い、月が地平線より上に見える場所であれば、地球上のどの場所からでも観測・観察できる。
現代宇宙物理学の発展に伴って、私たちが知っている宇宙は百四十億年ほど前に急激な膨張を伴って発生したこと、また、宇宙の他に次元の異なる対極の宇宙が存在することが分かってきました。しかし、異次元の宇宙は通常の物理法則が成立しない世界であり、一般的な観測ではその存在を証明することができません。そのため、相対性理論や量子力学を越えた新たなる理論の構築が期待されています。「思想と科学」はこれら対極の宇宙を含めた全ての宇宙を「真宇宙」とよんでいます。
太古から人類は、宇宙や、生物などの存在に意味を認め、宇宙にあるはずの真理や自然界の法則を求めてきました。その合理的な手法が科学です。ニュートン力学の誕生以後、科学で全てを説明することが出来ると信じられた時代がありました。しかし、量子力学の不確定性原理により、科学の基本となる観測には限界があること、そのため、科学ではある確率で起こることしか現象を説明できないということが分かりました。
その一方、科学は生物の根源がDNAであり、生物が子孫を残すのはDNAを継承させる目的であることを明らかにしました。しかし、なぜDNAを継承させるのかという根本的な問いには答えてくれません。
天動説の図
天動説は、すべての天体が地球の周りを公転しているという学説のこと。
大別して、エウドクソスが考案してアリストテレスの哲学体系にとりこまれた同心天球仮説と、プトレマイオスの天動説の2種がある。